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糖尿病予備群または境界型糖尿病と言われたことありませんか?
 
 予備群とか境界型なのでまだ大丈夫だと思っている人が多くいますが、実は、脳梗塞、心筋梗塞などの命にかかわる病気のリスクが高くなっているんですよ! そのうえ何もしなければ、糖尿病になる確率が非常に高くもなっています。

 しかし、何とかなるとか、自分は大丈夫だとか、糖尿病になってから考えるとか、といって何もしない人が多いのはどうしてでしょうか? 早めに対処しておけば、後になってお金も、努力もいらないのにと思うんですが!?
 
なんで、そうなってしまうのか大きく3つあると言われています。

①病気に対して理解をしていない。
 つまり、糖尿病が怖い病気であるという事が意外と世間には知られていないという現状。たとえば、インフルエンザという症状を訴える患者と、糖尿病であると言われて通院する患者とでは、病気に対する知識が相当異なることは容易に想像できる。インフルエンザは一刻も早く治してほしいと考える人が大多数であるが、糖尿病患者は「治したい」という欲求をどのくらい持っているのか?

②糖尿病に関する情報があまりにも多く提供されると「情報過多」となり容易に反応しなくなる。
 たとえば、貯蓄行動に関しての研究結果では、銀行預金・債券・株式などの情報が与えられた場合は、かえって貯蓄をしなくなるということが明らかになっているという事です。さらにこういった場合には、多くは自分に都合の良い情報のみを記憶して行動してしまう傾向がある。(屁理屈を付けて行動しない)

③楽観的認知バイアスのある人
 糖尿病患者に関しての事例ではないが、「将来について楽観的な態度を取る人々」は、概して健康については積極的な見方をするが、仕事、飲酒と睡眠に関して、リスクを回避しない傾向にある。
  
糖尿病予備軍(境界型糖尿病)と言われた人で、何もしていない人は上記3つのどれかにあてはまっていませんか?
自分をもう一度見つめなおして、糖尿病という病気を見直してみませんか。

 糖尿病は合併症が非常に怖い病気です。症状が現れた時には、元には戻りません。進行を抑えるのが精一杯です。合併症でぽっくり行くという事もほとんどありません。合併症はじわじわと進行して目が見えなくなったり、人工透析を受けることになったり、脳梗塞で麻痺が残ったりします。それにより仕事を失い、家族にも迷惑をかけ世話になるという結果になりかねません。合併症で患っている自分を想像してみてください。

 人は痛い目に合わないと理解しない動物ともいわれていますが、理性のある動物でもあります。周りに迷惑をかけることになるという事を理解すれば、どのように考えていけば良いか解りますよね!
 早期に対処すれば、ごはん一杯我慢するだけで良くなることだって考えられます。糖尿病患者のほとんどがあの時しておけば良かったと後悔しています。もう一度、行動を考え直してみてください。
 

参考資料:糖尿病プラクティス2015・Vol.32.No3
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